おかげさまで25年
AJBはウェブとともに4半世紀を歩んできました


AJBは1991年に設立し、1995年より ホームページ制作をはじめとするインターネット業務に専念し、文字通りウェブとともに歩んで参りました。我が国の商用インターネット黎明期、野村総合研究所様が運営されていたサイバービジネスパーク内のコンテンツ制作では、フレーム機能を初めて見たと驚かれました。おそらく日本初のフレーム仕様のホームページだったのではないでしょうか。また、グラフィックデザイナーを対象にウェブデザインの講習会を行なったり、印刷業界がウェブ制作に参入した時期には、見積もり作成方法についての執筆や講演など、業界の発展にも注力して来ました。ようやくホームページが実用的になってホッとしたのも束の間、日本のウェブは大きな問題を抱えていることが明らかになりました。
人類史上初めてという高齢化社会を迎えている我が国のネットサービスは、他の先進国が現在作り上げているモデルとは異なる要件を満たさねばならないのです。高齢者がユーザの多くを占める日本では、ウェブアクセシビリティが整備されていない今のウェブ利用環境では、近い将来、高齢者のほとんどが難しくて使えないということになるでしょう。そしてインターネットは今後ますます重要な情報入手の手段であるとともに就労や社会参加にもつながる生活のうえで大きな役割を果たす存在になってきます。
弊社は長年培ったウェブ制作・運営の経験を生かし、高齢化社会の快適なネット環境の実現を目指し、バリアフリー、アクセシビリティのあるべき姿を探り、デジタルデバイドの解消に取り組んで参ります。世界の先進国に一足早く高齢化社会を経験する日本だからこそ、ウェブアクセシビリティのあるべき姿を実現するブラウザやコーディングルールなど、高齢化社会のインターネット利用の鍵となる製品あるいはサービスの企画開発と実証実験までできるのです。
そして今まで欧米で成功したビジネスモデルを持ってくることに終始していた日本のインターネットですが、今回は遅れてくる世界的な高齢化社会に対して、どうすれば高齢者が便利なネットを享受できるのか、そのモデルを日本で発明し、来るべき高齢化社会を迎える世界に貢献する時と考えています。